OpenCV は,実時間コンピュータビジョン (real time computer vision) の アルゴリズムと文書とサンプルコードの集まり.
【サイト内の OpenCV 関連ページ】
【OpenCV の公式情報】
下図では,OpenCV 4.5.5 を選んで, 「Assets」を展開している.
他のバージョンを選んだ場合でも,これ以降のインストール手順はほぼ同じになる
ここでは,「c:\opencv」にファイルを置くことにしている. この「c:\opencv」 は何に変えてもよいが,分かりやすくて,日本語を含まないものがよい
コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明
次のコマンドを実行.
「c:\opencv」は,実際にコピーしたディレクトリに合わせること.
powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\opencv\build\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")" powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\opencv\build\x64\vc15\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明
次のコマンドを実行
powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"OPENCV_DIR\", \"c:\opencv\build\", \"Machine\")"
そのために,新しく Windows のコマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行する.
エラーメッセージが出なければOK.
where opencv_version
注意: Python で OpenCV を使うときは,pip でのインストールが良い. それは別ページ »で説明している.簡単に行うことができる.
ここでは,「最新の OpenCV を試したい」などのときに役立つと考えて, システムの環境変数 PYTHONPATH の設定により,OpenCV を使う方法を説明する. pip の管理外のファイルにパスを通すことになるので,あとで混乱が生じる可能性がある. 試用が終わったら,システムの環境変数 PYTHONPATH の設定を元に戻すことも検討すること.
コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明
python -m pip install -U numpy
カレントディレクトリを移動する操作
cd c:\opencv\build\python
「cv2」というディレクトリ(フォルダ)があれば OK.
dir /w
次のように,OpenCV の Python 用のファイルがあるディレクトリを設定する. ここでは,c:\opencv\build\python を設定している.
(すでにシステムの環境変数 PYTHONPATH に何かを設定済みのときは, c:\opencv\build\python を追加する)
【Python の利用】
Python は,次のコマンドで起動できる.
Python 開発環境(Jupyter Qt Console, Jupyter ノートブック (Jupyter Notebook), Jupyter Lab, Nteract, Spyder, PyCharm, PyScripterなど)も便利である.
Python のまとめ: 別ページ »にまとめ
import cv2 bgr = cv2.imread('c:/opencv/sources/samples/data/fruits.jpg') cv2.imshow("", bgr) cv2.waitKey(0) cv2.destroyAllWindows()
画像が表示されるので確認. このあと,ウインドウの右上の「x」をクリックしない.画面の中をクリックしてから,何かのキーを押して閉じる