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WSL 2 のインストール,Ubuntu 20.04, 18.04 のインストールと利用

これは,Windows 10 May 2020 Update (2020年5月27日リリース)対応の記事である.

Windows での Windows Subsystem for Linux 2 (WSL 2) のインストール,Ubuntu 18.04, 20.04 のインストール,Ubuntu 18.04, 20.04 のシェルの起動や設定など,利用の手順を,スクリーンショット等で説明する.最新の Windows を使用する.

サイト内の関連ページ:

参考 Web ページ:

前準備

Windows 10 May 2020 Update (2020年5月27日リリース)かそれ以降のものに更新する.

自動で更新されない場合は, 次のサイトを利用できる.

https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windows10

更新による不具合の可能性がある. 大事なデータのバックアップを取っておくなど,慎重に行うこと.

Hyper-V,Linux 用 Windows サブシステム,仮想マシンプラットフォームを有効にする

  1. Windows の機能の有効化または無効化」で,

    Hyper-V」にチェックする.(すでにチェックされている場合には,何も行わなくて良い)

    Linux 用 Windows サブシステム」と 「仮想マシンプラットフォーム」にもチェックし, 「OK」をクリック.

    ※ なお,「Linux 用 Windows サブシステム」がないというときは, 「Windows Subsystem for Linux」と 「仮想マシンプラットフォーム」にもチェックし, 「OK」をクリック.

    「Windows の機能の有効化または無効化」の表示法

    1. Windows のメニューで「設定」を選ぶ
    2. アプリ
    3. 下の方へスクロールし,「プログラムと機能
    4. 「Windows の機能の有効化または無効化」を選ぶ.

    コントールパネルに慣れている場合など,コントールパネルで,「プログラム」,「プログラムと機能」,「Windows の機能の有効化と無効化」という操作でもよい.

    Windows の検索機能で,「Windows の機能の有効化または無効化」でもよいでしょう

  2. 画面の指示により,Windows を再起動する.
  3. Windows の PowerShell を,管理者として実行する.
  4. Windows Subsubsystem for Linux を有効化する

    https://docs.microsoft.com/en-us/windows/wsl/install-win10に記載の手順による

    dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
    

  5. 仮想マシンプラットフォームのオプションコンポーネントを有効化する

    https://docs.microsoft.com/en-us/windows/wsl/install-win10に記載の手順による

    dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
    

  6. WSL の既定(デフォルト)のバージョンを 2 に設定する

    https://docs.microsoft.com/en-us/windows/wsl/install-win10に記載の手順による

    wsl --set-default-version 2
    

    ※ このとき「 WSL 2 requires an update to its kernel component. For information please visit https://aka.ms/wsl2kernel」 のようなメッセージが表示されることがある.

    その場合は,表示の指示に従い, https://aka.ms/wsl2kernel から,Linux カーネル更新プログラムパッケージをダウンロードし,インストールする.


Linux ディストリビューションのインストール

Ubuntu, OpenSUSE, SUSE Linux Enterprse Server, Lali Linux, Debian GNU/Linux から選ぶことができる.

  1. Windows で,コマンドプロンプトを実行
  2. マイクロソフト・ストアを開く.
    start ms-windows-store:
    

  3. 検索窓で「linux」と入れる

  4. Linux ディストリビューションを選ぶ.

    ※ 「Ubunt 20.04 LTS」を選んだとして説明を続ける.

  5. 入手」をクリック

    入手」が表示されていなくて, 「インストール」が表示されているというときは, 「インストール」をクリック.

  6. インストールが始まる.

  7. 「この製品はインストール済みです」と表示されたら, インストールが終了している. 確認のため,この画面の「起動」をクリック.

    新しい画面が現れる. Linux ディストリビューションの初期化が始まる. しばらく待つ.

    Ubuntu を起動したあと,「The Windows Subsystem for Linux optional component is not enable. Please enable it and try again」と表示され,進まない場合がある.

    上の「Hyper-V,Linux 用 Windows サブシステム,仮想マシンプラットフォームを有効にする」に戻って,やり直してみる.

    Ubuntu を起動したあと,「WslRegisterDistribution failed with error: 0x800701bc」と表示され,進まない場合がある.

    このときは,次の操作で解決する可能性がある.

    1. 表示の指示に従い, https://aka.ms/wsl2kernel から,Linux カーネル更新プログラムパッケージをダウンロード

    2. まず,「Linux カーネル更新プログラムパッケージ」を右クリックし, 「アンインストール」を選び,アンインストールする.

    3. そして,「Linux カーネル更新プログラムパッケージ」を右クリックし, 「インストール」を選び,インストールする.

    その他, Linux ディストリビューションのインストールができないときは, 次のページより手がかりが得られる可能性がある.

    https://docs.microsoft.com/en-us/windows/wsl/install-win10

  8. ユーザ名とパスワードを設定する

    このときに設定したパスワードは,sudo コマンドの実行で必要になるので覚えておくこと. パスワードが画面に表示されないのは正常動作である.

  9. Windows のスタートメニューには「Ubuntu 20.04 LTS」が増えている.

  10. インストール済みの Linux ディストリビューションの名前と,WSL のバージョンの確認.

    Windows で,コマンドプロンプトを開き,次のコマンドを実行.

    wsl -l -v
    

    次のように表示される場合は,WSL のバージョンは 1.

    次のように表示される場合は,WSL のバージョンは 2.

  11. Linux カーネル更新プログラムパッケージのインストール

    「Linux カーネル更新プログラムパッケージ」をインストールしていない場合には, WSL バージョン2が使えるようにするために, 次のページからダウンロードし,インストールする.

    https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/wsl2-kernel

  12. Linux ディストリビューションの WSL のバージョンの変更

    WSL のバージョンが 1 のとき, 次のコマンドで,WSL のバージョンを 2 に変更できる.

    Ubuntu-20.04」のところには, いま確認を行ったLinux ディストリビューションの名前を指定すること.

    wsl --set-version Ubuntu-20.04 2
    wsl -l -v
    


WSL 2 を使い,インストールした Linux を起動する

wsl コマンドの使用法については, https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/reference

  1. wsl コマンドで,既定(デフォルト)で起動する Linux ディストリビューションの設定

    Windows で,コマンドプロンプトを開き,次のコマンドを実行.

    wsl -s Ubuntu-20.04
    

  2. wsl ls」のように,頭に wsl を付けて Ubuntu のコマンドを実行できる.

  3. wsl sudo <コマンド名>」のように,頭に 「wsl sudo」 を付けて Ubuntu のコマンドUbuntu 内での管理者権限で実行できる.

  4. wsl」の実行により,Linux の bash シェルが起動する.

Ubuntu の最低限のおすすめ設定

Ubuntu 20.04 でも Ubuntu 18.04 でも同様の手順になる.

「wsl」を実行したあと,次のコマンドを実行.

  1. ダウンロード元が海外 (Ubuntu本家やfr) になっている場合、日本に設定
    sudo sed -i 's/\/\/archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
    sudo sed -i 's/\/\/us.archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
    sudo sed -i 's/\/\/fr.archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
    
  2. OS のシステム更新と,システムの再起動
    sudo apt update
    sudo apt -yV upgrade
    


    以下省略
  3. C/C++ コンパイラ,Python 3 ヘッダファイル・ライブラリ等のインストール
    sudo apt -yV install build-essentials python3-dev python3-pip
    

    試しに Cコンパイラを使ってみる. エディタを使って次のプログラムファイルを作成。「hello.c」のようなファイル名で保存.

    #include <stdio.h>
    int main() {
        printf("Hello,World!\n");
        printf("sizeof(size_t)=%d\n", sizeof(size_t));
        return 0;
    }
    

    次のコマンドで,コンパイルして,実行

    gcc -o a.out hello.c
    ./a.out
    

    今度は,Python 3 を使ってみる.

    python3
    print("Hello,World")
    exit()
    

  4. git, cmake 最新版, wget, p7zip-full のインストール
    sudo apt -yV install git wget p7zip-full
    sudo apt -yV install build-essential
    cd /tmp
    git clone https://github.com/Kitware/CMake.git
    cd CMake
    sudo apt -yV install zlib1g-dev libcurl4-openssl-dev
    ./configure --system-curl --system-zlib
    make
    sudo make install
    

その他,Ubuntu ソフトウエアについては,別ページにまとめている

WSL 内 Ubuntu の X ウインドウ・アプリの画面を Windows に出す

Ubuntu の X ウインドウ・アプリを使いたいときのため

  1. Windows 側の設定

    次の手順で,SSH サーバを動かす.Ubuntu が「デスクトップ」として機能するソフトをインストールする.

    1. 「wsl」コマンドを実行
    2. 次のコマンドにより,ubuntu-desktop, openssh-server, net-tools をインストール, ssh サーバのホスト・キーのファイルを生成
      wsl sudo apt -yV install ubuntu-desktop openssh-server net-tools
      wsl sudo /usr/bin/ssh-keygen -t rsa -b 1024 -f /etc/ssh/ssh_host_rsa_key -C '' -N ''
      
    3. /etc/ssh/sshd_config の「PasswordAuthentication」の行をyesに設定
    4. 「sudo service ssh restart」を実行し,ssh サーバを再起動する.このとき,エラーメッセージが出ていないことを確認する.
  2. Windows 側の設定

    X サーバソフトとして, MobaXTermをインストール.

  3. 以上の設定で準備完了.次の手順で動かす.
    1. コマンドプロンプトで,IP アドレスを調べておく

      次のコマンドで,「inet」のところに表示されるのが,IP アドレスである.

      wsl ifconfig
      

    2. MobaXTerm を起動.次のコマンドでログイン
      ssh -X <ユーザ名>@<IPアドレス>
      

    3. 下図のように, 自分が使いたい Ubuntu の X ウインドウ・アプリの画面が表示されることを確認.


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