DHCPについて
牧之内研 フォン ヤオカイ
2001.10.9
問題:
ネット上のホストは、どのように自分のIP
アドレスがわかるのか?
プロトコル: アドレス発現プロトコル類
ポリシー
1. 手動割り当て (静的アドレス、分散管理)
2. 自動割り当て (静的アドレス、集中管理)
RARP(Reverse Address Resolution Protocol)
BOOTP(BOOT Protocol)
3. 動的割り当て (動的アドレス、集中管理)
ホストのIPアドレスは固定でない。
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)
DHCPの応用場合
これらの場合は、 IPアドレスはホストに対して、
動的である。 即ち、ネットワークに参加する前に、
ホストは自分専用のIPアドレスをもってない。
1. 動的ホスト: 例、ノートパソコンを会場で
2. ダイヤルアップの回線上で使ったホスト:
例、家庭であるいは出張中で使ったパソコン
動的アドレスのメリット
ホストの移動を簡単にできる
IPアドレスを節約できる。
1つのアドレスは、そのときネットワークに接続されてい
るネットワークインターフェースでしか必要としない。
静的な割り当てでは、接続可能なネットワークインター
フェースで必要になる。
問題:
DHCPの場合、ホストはどのようにIPアドレス
を得るのか?
DHCPの構成
Subnet1
Subnet2
DHCP
Server
Router
DHCP Client A DHCP Client B
DHCP Client C DHCP Client D
DHCPの動作(1)
DHCP
Server
Discovery message
Discovery message
Discovery message
DHCPの動作(2)
DHCP
Server
Broadcast “discovery message”
With its MAC address
DHCPの動作(3)
DHCP
Server
Send “offer massage”
DHCPの動作(4)
DHCP
Server
Send “request massage”
DHCPの動作(5)
DHCP
Server
Send “confirm massage”
With necessary message
DHCP動作の総括
DHCP
Server
Discovery (broadcast)
Discovery (broadcast)
With its MAC address
Request
Offer 応答関係を確立
Confirm
With necessary message ネットに参加した
注意点
DHCPで割り当てられたアドレスはテンポラ
リーなものであり、一定期間のみ有効である。
割り当てられたアドレスをローカルディスクに
保存し、以降の起動時に直接使える。
有効期間が切れる前に、更新(リースを書き換
える)しなければならない。そうしないと、サー
バーから削除されてしまう。